脂質異常症の症状は?一体どんな病気?

脂質異常症

脂質異常症とは、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールの数値が高くなる病気のことで、高脂血症とも呼ばれています。

 

自覚症状はほとんどありませんが、数値が高い状態をそのまま放置してしまうと血液がドロドロになり、高血圧の症状が加わることで血管内に血栓が出来たり血管が硬くなったり狭くなったりして、血液の流れが悪くなってしまい動脈硬化を引き起こしてしまいます。

 

動脈硬化は生活習慣病の代表格であり、症状が進むことで脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気を引き起こす原因になります。

 

脳梗塞や心筋梗塞は突然死を招く危険もあるので、人間ドックや生活習慣病健診などで脂質異常症や高血圧を指摘されたことがある場合は、積極的な対策で動脈硬化の改善や予防に努めることが大事です。

 

脂質異常症の原因としては、暴飲暴食や油っこい食事による脂質の過剰摂取、バランスの悪い食事による栄養の偏り、喫煙や過度なアルコール摂取、加齢による代謝の低下や運動不足による肥満などがあります。

 

心当たりがあるという方も多いのではないでしょうか。

 

脂質異常症は生活習慣病ですので、改善や予防のためには生活習慣を変えることが重要なポイントとなります。

 

食生活において行うべき対策としては、脂身の多い肉や揚げ物やスナック菓子やラーメンなどの脂質をたくさん含む食事をなるべく控える、脂質の代謝を促進させるためにビタミンB群を食事やサプリで積極的に摂取する、喉が渇いていなくてもこまめに水分を補給して血液がドロドロにならないようにする、色々な食べ物を満遍なく食べてビタミンやタンパク質やミネラルなどの栄養素をバランス良く摂取する、脂質の吸収を抑制する働きがある食物繊維を積極的に摂取する、暴飲暴食は避けてお酒を飲み過ぎないようにするなどがあります。

 

喫煙は血管に悪影響を及ぼしますので、禁煙に努めることも大切です。

 

肥満を解消させるためには、運動が必要になります。

 

効果的な運動としては、ウォーキングや軽めのジョギングがあります。

 

ウォーキングやジョギングは有酸素運動なので、脂肪燃焼効果が期待出来ます。

 

体内に酸素をたっぷりと取り入れながら長時間体を動かし続けることがポイントとなります。

 

脂肪の燃焼が始まるのは運動開始から20分が経過した頃からですので、少なくとも1回30分は運動し続けるようにしましょう。

 

運動をする前にアミノ酸を摂取しておくと、脂肪を効率的に燃焼させることが出来ます。

 

食生活の改善と喫煙と運動で脂質異常症の改善や予防に努め、若々しい血管に導きましょう。