10代の男子にニキビができやすい理由とは?
思春期の男子にはニキビができやすい傾向があります。
スキンケアの知識に乏しく、指で潰してしまう人も多いかもしれません。
でも対処を間違うとニキビ跡になったり悪化することがあります。
そこで思春期の10代男子にニキビができやすい理由とスキンケアの方法について紹介します。
1.10代男子にニキビができやすい理由
思春期のニキビは皮脂の過剰分泌が原因で起こります。
とくに鼻や額のTゾーンといわれる部位にできやすいです。
ニキビは女子よりも男子の方にできやすいといわれますが、その理由として以下のものが挙げられます。
(1)男性ホルモン
成長期にある10代男子は男性ホルモンが活発に分泌されています。
男性ホルモンの分泌量が増加すると皮脂が過剰に分泌され、毛穴に詰まってニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖します。
10代の男子って顔がテカって脂ぎってる人が多いですよね?
男性は男性ホルモンの影響を受けやすいので女性よりもニキビができやすいわけです。
(2)ひげ剃り
10代になると男子はヒゲが生え始めます。カミソリやシェーバーを使う人が多いと思いますが、これらは皮膚に刺激を与えます。
中には面倒くさがって事前にシェービングクリームやローションを塗らずに直接カミソリやシェーバーを当てる人もいるでしょう。
でもそうすると目に見えない傷をたくさん残してしまい、その傷跡から毛穴に雑菌が入ってしまい、ニキビの原因になります。
また髭剃り後は皮膚が傷ついている状態で、バリア機能も低下しているので乾燥しやすくなり、これもニキビができる原因になります。
(3)日焼け対策
女性は紫外線対策としてUVカットの日焼け止めをよく使いますが、男性はそういう対策をする人は少ないです。
むしろ「日に焼けて黒くなりたい!」「男が日焼け止めなんて恥ずかしい」みたいな人もいて、紫外線対策の知識も乏しいでしょう。
でも紫外線に対して無防備なままでいると、皮膚にダメージを与えます。紫外線は皮膚を乾燥させるし、バリア機能を低下させます。
ニキビを早く治したいなら紫外線として、日焼け止めを塗って帽子をかぶるか、日傘などを使うと本当はいいです。
(4)汗対策
男子の場合、体育で汗をかいても、そのまま放置する人も多いかもしれません。
しかし放置された汗は毛穴を詰まらせる原因になり、ニキビを起こしやすくします。
女子ならば汗ふきシートや制汗スプレーなどを使うので放置することは少ないでしょうが、男性はそこまで意識が高い人は少ないでしょう。
今は男性用の清涼感のある匂いつきの汗ふきシートなどもあるので普段から持ち歩き使うようにした方がニキビのためにはよいでしょう。
(5)ゴシゴシ洗いゴシゴシ拭く
男子の場合、顔を洗うときもタオルで拭くときも、とにかくゴシゴシとやりがちです。
ゴシゴシやると「よく洗った」という実感を得やすいですが、その一方で皮膚にはダメージを必要以上に与えてしまいます。
洗顔方法としては、手の平で顔をこするのではなく、石鹸の泡を顔に押し付けてソフトに洗います。
タオルで水分を拭き取るときもタオルをそっと押し付けて拭き取ります。
洗顔後は保湿対策として化粧水などを使うとよいです。
男子は女子よりも皮脂の分泌量が多いので、薬局やドラッグストアで女性用のニキビケア商品を試しても効果は薄い可能性があります。
よくお笑い芸人のブラックマヨネーズの吉田の顔のブツブツがテレビでネタにされてますが、あそこまでクレーターが出来てしまうと治すのも難しくなります。
ニキビ跡がたくさん顔にあると女子からは不潔にみられるし、大人になってから後悔します。
思春期のニキビは男子といえども正しい対処法を学び、必要なら薬用のニキビケア商品を使ったり、皮膚科に相談に行くのが望ましいですね。