小学生・中学生・高校生のニキビの原因は?
思春期ニキビとは第二次性徴が始まる小学校高学年から高校生くらいまでの間にできやすくなります。
そこで小学生、中学生、高校生の時期別にニキビができやすい原因を紹介します。
1.小学生のニキビの原因
ニキビが初めてでき始めるのは小学生でしょう。女子ならニキビが顔に出来ただけで悩んだりするかもしれません。
保護者としても心配かもしれませんが、だからこそこの時期に正しいスキンケアの方法を教えるきっかけにもなります。
小学生のニキビの原因として最も大きいのは第二次性徴が始まるからです。
男子なら声変わり、女子なら初潮を迎えるなど徐々に大人の身体になっていきます。
ホルモンバランスも変化するのでお肌の水分と皮脂のバランスも乱れやすくなります。これがニキビの原因になります。
また背景としては生活習慣や食生活の乱れも挙げられます。
子供って好き嫌いが多いので野菜を食べなかったり、脂っこいものばかり食べたりします。
その結果、栄養成分が偏り、ビタミンやミネラルなどお肌の栄養になるものが不足しがちです。
またゲームやスマホ中心の生活になると夜遅くまで夢中になったりするので、睡眠不足で自律神経も乱れがちです。
自律神経が乱れるとお肌のターンオーバーにも悪影響です。できれば8時間は睡眠時間をとりたいものです。
2.中学生・高校生のニキビの原因
中学生になると第二次性徴が始まる子も増えて、身長も伸びてきます。
体つきも男子はより男らしく、女子はより女らしくなってきます。
また女性ならおしゃれやメイクにも興味を持ち始める年頃です。
それだけにニキビがあるとSNSに写真をアップするのも躊躇して楽しめなくなるし、悩みやすい時期です。
学校活動でも部活動で紫外線を浴びる機会も増えてきます。
紫外線はお肌のバリア機能を低下させて水分を蒸発しやすしてお肌が乾燥します。
運動すれば汗もいっぱいかくでしょう。汗をかいたまま放置すれば毛穴詰まりが起きやすくなり、ニキビができやすくなります。
さらに受験や試験の勉強で忙しくなりストレスを抱えたり、睡眠不足になりがちです。
また人間関係でも悩む時期です。
こうしたストレスのある環境では皮脂の過剰分泌につながることがあります。
3.思春期ニキビのケア方法は?
思春期ニキビが出来るのは年齢的に皮脂が過剰に分泌する時期にいろいろな要因で毛穴詰まりがおきてアクネ菌が繁殖することが原因です。
つまり、お肌を清潔に保つことがスキンケアの基本です。
若いからといって顔をゴシゴシこすって洗顔せず、丁寧にこすりすぎないように洗顔しましょう。
また洗いすぎは肌の乾燥を招くので1日2~3回程度に抑え、洗顔後は保湿を心がけましょう。
さらに汗をかいたらすぐ拭いて、雑菌が繁殖しないようにしましょう。
生活習慣の見直しも必須です。
睡眠が不足するとホルモンバランスが崩れやすくなるので、1日8時間の睡眠をしっかり確保しましょう。
またスマホやパソコンに向かう時間が長いと思いますが、寝る前のスマホは睡眠の質を低下させるので気をつけましょう。
食生活では好きなものばかり食べないで、栄養バランスをきちんと考えて、お肌によいビタミンもしっかり摂取しましょう。
便秘になると免疫力が低下してお肌によくないので、食物繊維の多い食べ物も摂ることが必要です。
普段のスキンケアでも、ニキビができたら潰さないであまり指で触らないこと、髪が触れないように髪をヘアゴムなどでまとめること。
シャンプーやトリートメントを洗い流すときに肌に触れると刺激になるので触れないように気をつけることが大事です。
なおプロアクティブなど薬用のニキビケア商品は小学生や中学生からでも使えるので思春期ニキビをしっかり対策したい方は利用するとよいでしょう。