思春期ニキビの正しい知識とケア方法

子供の頃、ある日をきっかけにニキビが出来て悩んだ経験…
多くの方が共感出来る悩みだと思います。

 

中学生や高校生になってくるとホルモンバランスの変化や分泌される皮脂が多くなりニキビが出来やすくなると言われています。

 

最近ですと、小学生からニキビが酷くなるようなケースもあるようです。

 

油を多く含んだスナック菓子の食べ過ぎやネットゲームに夢中になりすぎての睡眠不足など思春期ニキビの原因を作る環境が増えています。

 

そんな思春期ニキビになってしまった子供を守ってあげれるのは保護者しかいません。

 

正しい知識を持って思春期ニキビのケアに努めてほしいと思います。

 

 

思春期ニキビの原因とは?

 

思春期ニキビには10代の成長期で皮脂が過剰分泌されるのが原因です。成長期なのでまだ毛穴が小さく詰まりやすいため皮脂が目詰まりしやすいです。

 

その皮脂を栄養源にしてニキビの原因菌であるアクネ菌が過剰に繁殖してしまいます。

 

思春期ニキビの特徴としては皮脂の分泌が活発な顔のTゾーンと呼ばれる鼻や額の部分にできやすいです。また季節でいうと汗をかきやすい春から夏にかけてがピークです。

 

さらに思春期ニキビを悪化させる原因となるのが以下の3つです。

 

1.洗顔のやりすぎはNG

 

よくやりがちな間違いとして、顔の洗い過ぎがあります。

 

どうしてもニキビが出来てしまうと1日に何回も顔を洗って清潔に保ちたいという思いが出てきます。

 

しかし、洗顔のやりすぎは、肌バリアを壊してしまい余計に悪化させてしまう原因にもなります。

 

皮膚が乾燥してしまい、かえって皮脂の分泌が活発になり、ニキビができやすくなります。

 

朝と夜の1日2回ぐらいで余計な油は十分に落とせますので、洗顔のやりすぎには注意してください!

 

 

2.ニキビを潰してしまう

 

白ニキビを見ると潰してしまいたくなる気持ちも分かりますが、潰してしまうとそこから雑菌などが侵入してしまい炎症の原因になってしまう事があります。

 

また、男の子だと力いっぱいに潰してしまい跡が残ったりしてしまう事もあるので不用意に潰さなのが懸命です。

 

白ニキビが大きくなったりどうしても治るまで待てない場合は、病院の皮膚科などでやるようにしてください。

 

 

3.髪の毛などで隠そうとする

 

子供の頃のニキビは、とても恥ずかしく感じてしまいやすいです。

 

その為、女の子などは、髪の毛でおでこやほっぺを隠そうとします。

 

でも、髪の毛が何回もニキビに触れる事で雑菌の侵入の原因になったりもします。

 

ニキビを隠したい気持ちも分かるのですが、余計な刺激を与えないようにしましょう。

 

ニキビを早く治したいなら、髪の毛はヘアゴムなどでまとめて、ニキビに接触しないようにしましょう。

 

今ではニキビパッチといって肌色のシールで保護すると同時に炎症を抑えてくれる商品があるので、そういうのを利用するのも良いでしょう。

 

 

ここで書いた以外にも原因はいろいろありますが、1番大事なのは生活環境です。

 

油が多い食事や睡眠不足など生活環境が良くないとニキビもなかなか良くなりません。

 

ぜひ、子供のニキビを保護者も一緒になって改善していきましょう。

 

 

2.思春期ニキビのケア方法とは?

 

では思春期ニキビの正しいケア方法とはどのようなものでしょうか?

 

思春期の10代の肌は若いので新陳代謝も活発でお肌のターンオーバー(再生)も早く進みます。

 

また肌の回復力も高いので、肌バリヤも復活しやすく、ニキビができても必ずしも肌状態は悪くありません。

 

そのため、ケア方法の基本としては肌を清潔に保つことが第一です。

 

洗顔で余分な皮脂だけを洗い流し、ニキビ部分の炎症を抑えます。薬用化粧品の使用もよいです。

 

クレンジングや洗顔では、あまり洗浄力が強くないものは避け、皮脂を優しく、かつしっかり洗い流せるものを選びます。

 

洗顔後にタオルで顔をゴシゴシ拭くのも厳禁です。

 

清潔なタオルで顔をポンポンと叩くようにして水分を拭き取ります。

 

また洗顔後の保湿は化粧水をメインにして、もしお肌がカサつくところがあればその分だけ乳液なども使うとよいでしょう。

 

アルコール成分の多い化粧水はお肌への刺激が強いし、油分の多いものは毛穴の詰まりの原因になります。選ぶ際は気をつけましょう。