アンセリンとは?

アンセリンとは、動物の筋肉の中に含まれているペプチド(アミノ酸がペプチド結合により短い鎖状につながった分子の総称)で、β-アラニン、メチルヒスチジンの2つのアミノ酸が結びついた構造をしています。

 

魚ではマグロ、カツオ、サケ、サメなど、陸上動物では鳥類の筋肉に多く含まれています。

 

旨味成分に深く関係していると物質として注目を浴びている成分でもあります。

 

また、マグロ、カツオなど長距離を高速で泳ぎ回る回遊魚の筋肉に多く含まれることから、その運動能力の鍵をにぎる物質なのではないかと注目されています。

 

マグロやカツオが時速60キロメートルでずっと泳ぎ続けられる秘訣は、筋肉中にアンセリンを多く含んでいるためと考えられています。

 

アンセリンには体を動かすためのエネルギーを作るときに一緒に発生する乳酸を抑えてくれて疲れを回復させてくれます。

 

私達がスポーツをする時は、普段よりも多くの酸素が必要になり、激しい運動をすると酸素不足に陥ります。筋肉に含まれる酸素が少ないほど乳酸が生成されるため、疲れが溜まりやすくなります。

 

アンセリンを継続的に摂取することができれば日常的に感じる疲労を抑えることができるでしょう。

 

アンセリンは多くの研究者によって試験されており、さまざまな機能があることが判明しています。

 

中でもマグロ・カツオ由来のアンセリンには尿酸値を下げる作用があることが分かり、機能性表示食品の成分としても配合されています。

 

アンセリンには鶏むね肉由来のチキンエキスから作られることが多かったのですが、鶏肉にはアンセリンと組成が似ている成分が多く含まれており、アンセリンそのものを高純度に取り出すことが困難でした。

 

そこで目をつけたのがマグロ、カツオで、高純度に工業的に大量生産する方法が開発され、今ではマグロ、カツオ由来のものが多くなっています。