おしゃれ染めと白髪染めの違い
白髪が気になった時には、髪の毛を染めることで対策をとるという人も多いものです。
しかし実際にドラッグストア薬剤を購入しに行ったときに、おしゃれ染めと白髪染めの二つがありどちらを選べばよいのからないという人も多いです。
抵抗感があることから、おしゃれ染めの方がよいのではないかと考える人もいることでしょう。
しかし似たようなものに思えても、意外にもさまざまな違いがあるため、これらの二つの違いをよく知り、上手な使い分けをする必要があります。
この二つは基本的な仕組みは同じです。
どちらも髪の毛を染めるものであり、髪の毛を染める染毛料の種類の中ではヘアカラーと呼ばれる同じ分類に当たります。
仕組みとしてはアルカリ成分によって髪の毛のキューティクルを開いて膨張させます。
その後過酸化水素や化学染料が開いた髪の毛の内側の毛皮質に浸透し、過酸化水素が髪の毛のメラニンを脱色します。
化学染料などが過酸化水素とむすびついて酸化して発色することによって染めあがります。
おしゃれ染めの特徴としては、脱色力が強いことが挙げられます。
白髪染めと比べると過酸化水素などの量が多く脱色力が強い傾向にあるでしょう。
明るいトーンの色を選べば選ぶほど脱色力が上がります。
そして明るい色を発色させやすいという特徴があります。
脱色力が強いため、黒髪の部分を明るい色に染めることに重きを置いています。
カラー展開も非常に豊富であり、茶色や黒などの濃い色よりも、ニュアンスを生み出す染料が多いことから、仕上がりの色にも鮮やかに見えるでしょう。
反対に髪の毛が傷みやすく刺激が強い特徴もあり、髪の毛へのダメージは強い傾向にあります。
一方の白髪染めの特徴としては、染色力が強い特徴があります。
白髪の場合には、黒い色素となるメラニン色素が非常に少なくなり、人によってはほとんどない状態にあるかもしれません。
これを黒や茶色に染めなければなりません。
そのため濃い茶色や黒に見せるための染料が豊富に配合されているということです。
そのため色持ちの期間は比較的長く、おしゃれ染よりも長く持つ傾向にあるでしょう。
髪質や状態によっても異なりますが、2カ月から3カ月程度は持つという人も多く見られます。
しかし明るく染めたいのに予想よりも色味が重くなってしまったり、鮮やかに発色しない、褐色になりやすいなどの特徴があります。
このように様々な特徴があるので、自分の髪の毛の状態を知り、自分に合った方を選ぶようにしましょう。