「白髪染めで白髪が増える」ってマジ!?

「白髪染めで白髪が増える」ってマジ!?

 

ヘアカラーや一般的な白髪染めは、白髪を増やします。

 

白髪が嫌だから白髪染めをしているのになぜそんなことになってしまうのか・・・。
まずは、それらに含まれる主な成分を見ていきましょう。

 

成分 名称
酸化染料

(色素中間体)

パラフェニレンジアミン、フェニレンジアミン、トルエン-2.5-ジアミン、アミノフェタノール 等
着色剤 ニトロ化合物
アルカリ剤

(pH調整剤)

アンモニア、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン 等
酸化剤 過酸化水素
調色剤 カプラー 等
防腐剤 パラベン 等
クリーム基材 合成界面活性剤 等

 

これらが、ヘアカラーに使用されている恐ろしい成分になります。

 

 

こららがもたらす悪影響には実に様々なものがあります。

 

まずはアルカリ剤について。

 

これは、キューティクルをこじ開け、色を入れるために配合されています。
しかし、同時に髪に浸透してしまうので長期間に渡り、髪に残ってしまいます。

 

油との親和性もあるので、髪の油をどんどん排出し、髪がパサパサになっていきます。

 

頭皮に付けばただれたり、目に入れば最悪失明の危険性がある、とても恐ろしい物質です。

 

その場しのぎには良いでしょうが、髪の状況はどんどん悪くなる一方となるわけです。

 

また、一度損傷してしまったキューティクルは、2度と再生することはできません。

 

シャンプーするたびに髪の中のタンパク質が抜け落ち、スカスカで白っぽくなっていきます。

 

 

白髪を増やす過酸化水素

 

こちらは酸化染料を酸化させるために配合されます。(酸化させることで発色します。)
更に、同時にメラニン色素を分解する作用もあります。

 

以前は白髪の原因は色素形成細胞メラノサイトや、メラノサイトによって作られたメラニン色素の活動・機能不全が原因と言われていました。

 

ところが、2009年のアメリカの実験で、過酸化水素の蓄積が白髪の大きな原因であることがわかったのです。

 

漂白剤にも使われるこちらの成分は、メラノサイトやメラニン色素を生成する酵素チロシナーゼを破壊します。

 

つまり、それによって髪を黒くすることができなくなってしまうのです。

 

しかも、加齢によって過酸化水素を分解する力が衰えるので、次第に毛乳頭に蓄積されやすくなっていき、どんどん髪を白に変えていきます。

 

 

 

これらにより、髪を痛め続け、白髪が増え続け、染め続けなければならない悪循環が始まります。

 

 

以上が、一般的な白髪染めで白髪が増える理由でした。
他の物質も恐ろしい部分がたくさんあるのですが、それについてはまた別の記事で説明いたします。

 

 

髪を傷める白髪染めでは、絶対に髪や頭皮の環境を整えて健康的なうるツヤ髪を手に入れることはできないということがお分かりいただけたと思います。

 

健康的な髪で永く笑顔で過ごしたければ、当サイトでまとめたような、カラートリートメントなどの髪に優しい白髪染めに切り替えることを強くおすすめいたします。