片方だけに白髪が生えるのは、脳の影響だった？

白髪は、一般的に加齢やバランスの悪い食生活に起因する栄養不足だけでなく遺伝的な要因や薬の副作用など原因は多岐にわたっていますが、メラノサイトの機能低下やメラノサイト自体の減少が原因で髪の毛を黒く染めるメラニン色素が作られなくなり、黒の色素の薄い髪が増えます。

また、髪の毛を黒く染めるメラニン色素の生合成を促進する酵素チロシナーゼの分泌低下や働きの鈍化なども大きな原因ですが、体調や職業などによっても生える場所に堅調な傾向が見られます。

人間は、視覚や聴覚など日常生活に欠くことのできない五感を司る右脳を毎日活用しているので、右側の方が生えやすいのが特徴です。

右側は、特に記憶力の必要な職業やイメージを膨らます職業などに多く生えるとされ、イメージ脳や感覚脳と呼ばれる右脳を常時フル活用しているデザイナーや小説家などの芸術家は必然的に右側に多く生えています。

左脳は、直感的な想像力や揺れ動く感情を司る右脳に比べて数値で分析し理論的に判断を下すので理論脳やデジタル脳と呼ばれ、エンジニアや弁護士に多く左側に生える傾向がある脳です。

ストレスは、過剰に蓄積されると自律神経のバランスの崩れがホルモンバランスの乱れを誘発し、ホルモンバランスの乱れはメラノサイトやチロシナーゼの機能低下を誘発するのでメラニン色素を欠乏させます。

メラニン色素の欠乏は、必然的に髪の毛を黒く染めることはできない事態をまねき、さらなるストレスの蓄積がメラニン色素の欠乏を助長をする負の連鎖をまねく生体反応です。

右脳と左脳は、仕事や日常生活でより長い時間使われる脳により多くのストレスがかかり白髪が多く生えます。

生える順番は、鼻毛が1番に白く染まり側頭部から頭頂部・後頭部に至り、髭や体毛を経てまつ毛や眉毛が白く染まります。

頭頂部に多い人は、仕事や日常生活で長時間紫外線を浴びる屋外労働者に多く見られる傾向であり、消化不良や胃潰瘍など上部消化器官の疾患を発症している疑いが多い部位です。

側頭部は、過度の眼精疲労や女性特有の疾患などの疑いがあり、イラつきやうつなどの精神症状を発症しているケースが見られます。

白髪は、臨床実験による紫外線や放射線などの物理的ストレスと薬物や食事などの化学的ストレスは人間が感じる心理的ストレスとは大きく異なり、人間の心理的ストレスが原因と証拠もありません。

確実なことは、原則として年齢をとるほど多くなる傾向が非常に強く、若年性は脳の活用に関わらず常染色体優性遺伝や隔世遺伝で発生しています。