便意を我慢しすぎるとどうなる?

便意を感じてもトイレに行くのを我慢したら便意が引っ込んでしまった経験はありませんか?

 

忙しかったり、仕事中だったりするとつい我慢しがちですが、あまり我慢すると本格的に便秘になってしまいます。

 

そこで便意が起きるメカニズムを知っておきましょう。

 

便意は脳で感じるもの

ご飯を食べて、それが喉を通って胃に入ると、胃・結腸反射により、その刺激で大腸の蠕動運動が起きて便は腸まで運ばれます。

 

直腸に便がやってくると今度は排便反射が起きて、その情報が脳に伝わり、排便する働きが強くなります。

 

トイレの便座に座り、大脳から便を出してもいいよと命令が来ると、腹筋が収縮して腹圧が加わり、肛門括約筋が緩み便が出ます。

 

つまり便意は脳で感じ、そこから命令を出した結果、大腸や直腸、肛門が連携プレーで排便させるわけです。

 

便意を我慢するとどうなるか?

では便意を我慢するとどうなるのでしょうか?

 

まず便が腸内に留まる時間が長引くにつれて水分が失われて便が固くなります。

 

さらに直腸に便があってもだんだん鈍感になり、脳に正しく情報が伝わらなくなります。

 

また便が留まることで腸内に悪玉菌が増えてしまい、腸内環境も乱れてしまいます。

 

だから毎日どころか、便意を感じたら1日に何度でもトイレに行くべきでしょう。