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大人の「虫歯」

大人の虫歯は、歯だけでなく体全体の健康に関わってくることがあります。大人が虫歯になってしまうと歯を失う大きな原因となり、歯を失ったままでは好きな食事が食べられなくなったりと生活の質が大きく低下してしまいます。何歳になっても元気でいるために、歯のケアは当然欠かせません。

 

大人の虫歯は複雑で痛みを感じにくかったり、歯茎が下がったことにより虫歯になることがあって子供よりも気がつきにくいのが特徴です。気づいていても仕事で忙しいとつい虫歯治療が後回しになってしまうこともあります。

 

また、昔治療した箇所も傷みやすく定期的な検診が必要となってきます。被せ物や詰め物の寿命が来る前の処置が求められています。それに併せて本来の原因である、食事をした後の磨き残しやお菓子など甘いものの食べ過ぎ、唾液の量の低下なども気をつけるべき事として含まれます。

 

そんな大人の虫歯を防ぐための方法ですが、基本は丁寧な歯磨きです。磨き残しがないようにするだけでなく、歯周病にならないように歯茎をマッサージすると効果的です。鏡を見てじっくり磨くのが理想的ですが、出来ない場合はテレビを見ながらでも磨きましょう。出来れば食後は毎回磨き、最後にフロスを使用すると汚れがしっかりと落とせます。習慣化することが大切です。

 

甘いものを食べたり、間食を控えるというのも虫歯をつくらないためには大切です。特にだらだら食べは歯に良くないので、どうしても食べたい場合には時間を決めて間食すると良いです。

 

意外なのですが、ストレスも虫歯に関係します。どうしても大人はストレスを受けがちなのですが、それによって糖分を含んだものを食べ過ぎたり、唾液の量が低下してしまうことがあります。適度なストレス解消も大人の虫歯にならないためには必要です。

 

そして最も効果的なのが、定期的に歯医者に通うことです。早期に虫歯を発見してもらうことや、歯石を除去してもらうことで自分の歯を守る事が出来ます。また、フッ素を塗る事も効果があります。フッ素で予防というと子供のイメージが強いですが、大人の歯にも健康効果が期待出来ます。

 

大人の虫歯は複雑であらゆる原因が考えられますが、定期的な検診や細やかな歯磨きで恐れる存在ではなくなります。子供の頃から歯を大事に出来る人はあまりいませんが、大人になってからでも手遅れではありません。1本でも健康な歯を残すためにやれることは今日からやることが大切です。