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正しい歯磨きの方法

虫歯予防に大切なのは何よりも歯磨きを正しく行うことです。
まず、理想的な回数ですが、それぞれ三食後と起床後、就寝前の5回と言われています。しかしながら、1日5回も歯磨きをすることはなかなか難しいので就寝前に必ず歯磨きをするようにして、1日に最低限2~3回ほど歯磨きをするようにしましょう。

 

なお、就寝前に必ず歯磨きをする理由ですが、虫歯菌は就寝中に最も繁殖しやすいからです。そのため、夕食後に歯磨きをした場合でも改めて就寝前にも行うようにすることが大切です。

 

また、歯磨きをするタイミングについては、食後すぐにと言われていますが、食後は口内に唾液がたくさん残っていて虫歯酸を中和しようとしています。この状態で歯磨きをすると洗浄力が強くなりすぎ、歯のエナメル質が傷つきやすくなるので食後30分ほどが経過してから行うようにします。

歯の基本の磨き方ですが、歯の汚れは全体をシャカシャカと磨くだけではなかなか落ちません。しかし、力を入れてゴシゴシと磨くと歯茎などを傷つける恐れもあるので、1本1本の歯を丁寧にそれぞれ10回以上、歯ブラシの表面をしっかりと歯に当てて細かく動かすようにして磨くように心がけます。

 

歯磨き粉はたくさん使うと泡立ちもよく歯をきれいにしてくれるイメージがありますが、歯磨き粉をたくさん使っても、それほど効果はありません。また、効果がないだけでなく研磨剤が含まれている歯磨き粉を大量に使うと歯が削れてしまう可能性もあります。

なお、市販されている歯磨き粉の中にはほとんどと言ってよいほど発泡剤が入っています。この発泡剤は口内で泡立つ効果があり綺麗に磨けていると錯覚してしまいがちです。
そして、発泡剤の泡が気になって長時間丁寧に歯を磨くことを困難にさせたり、歯磨き粉に含まれるミントなどの刺激が強すぎることも、歯をキレイに磨くことを妨げる原因にもなるので、注意が必要です。