初めての住宅ローンで知っておくべきことは?
住宅ローンと聞くと、マイホームを購入するために組むローンのことだと何となくわかるかもしれませんが、これから実際に利用を考えているのであれば、事前に知っておくべきことを頭に入れておく必要があります。
住宅ローンとは
そもそも住宅ローンとは、住宅を取得するためのローンであり、使用目的としては、住宅の購入費用や建築費のための資金であることが前提となっています。住宅を購入する場合には、建築費や購入費だけではなく登記費用や仲介手数料、引っ越し費用など様々な項目で料金が発生します。
金融機関によっても異なり、引っ越し費用まで含めてもよいとされている金融機関も存在しています。もしも諸費用を含めた上で利用を検討しているのであれば、金融機関ごとにどのような使用目的が設定されているのかを確認する必要があります。
新規借り入れと借り換え
二つ目には新規借り入れと借り換えの二つがあることも覚えておきましょう。中にはこれらを区別していない金融機関もありますが、これから住宅ローンを組むのであれば、新規借り入れであることを確認したうえで、サービスの内容を確認する必要があります。金融機関によっては、新規借り入れよりも借り換え用の方が金利が低く設定されているところもあります。
金利のタイプの種類
住宅ローンを利用する場合には金利が設定されることになりますが、この金利のタイプにも種類があることを覚えておきましょう。大きく分けると変動金利と固定金利の二つが存在します。
このうち変動金利とは返済している間に金利が変動するものであり、固定金利とは返済をしている期間中に金利が一定に保たれているものです。固定金利の場合には金利が変わらないものの、金利は変動金利の方が低く設定されている特徴があります。
変動金利に固定金利期間選択型と呼ばれるものを利用するケースもあり、この場合には借り入れの際にたとえば10年を選んだ場合には、10年間は金利が変動しないというものです。10年後に改めて変動金利にするのか固定金利にするのかを選ぶ必要があります。選択期間は金融機関によっても異なり、2年や5年、10年や15年などが設定されています。
審査と抵当権
多くの金融機関で住宅ローンを扱っていますが、利用するためには審査に通らなければなりません。また購入する住宅については抵当権を設定する必要があります。対象の住宅を担保にするといったもので、返済が滞った場合には担保となる住宅を売却にしてお金に換えるということです。このことを抵当権として不動産の情報とともに記録しておく必要があります。