「停滞期」は成長のサイン?焦らないための知識
「あれ、全然減らない…」停滞期はなぜ起きる?
「最初は順調に落ちていたのに、急に体重が止まった」
「毎日頑張ってるのに全然変わらない…」
この状態、ダイエットを経験した人なら一度は通る道です。
でも、まず知ってほしいのは停滞期は失敗ではなく、体が変わるプロセスの一部だということ。
むしろ「停滞期が来るのは当たり前」と先に理解しておくと、気持ちがずっと楽になります。
ホメオスタシスが体を守る
「なんで減らなくなるんだろう…」
理由の一つはホメオスタシスと呼ばれる仕組みです。
これは「今の状態を保とうとする機能」。
急に体重が減ると、脳が危機だと判断して、消費エネルギーを抑え始めます。
「このままだと飢えてしまう!」
「少ないカロリーでなんとか生き延びなきゃ!」
そう体が防御態勢に入るんです。
だから、摂取カロリーを抑えているのに減らないのは自然な現象。
「私の努力が足りないからじゃない?」
そんなふうに責める必要は一切ありません。
水分バランスが影響することも
「昨日まで減ってたのに、今日いきなり増えた」
この小さな変動に一喜一憂する方も多いです。
でも体重は水分で簡単に数百グラムから1kg程度変わるもの。
特に女性はホルモンバランスの影響でむくみやすく、
・排卵期や生理前
・塩分を多く摂った翌日
・睡眠が不十分なとき
こういうタイミングでは数字が止まることがよくあります。
「だからって油断していいの?」
と思うかもしれませんが、ここはむしろ焦らず淡々と続けるのが一番です。
停滞期は体脂肪が燃えにくいのではなく「燃える準備」期間
「このままもう落ちないのかな…」
そう不安になる気持ちも当然です。
でも、停滞期は次に体脂肪が落ちるための調整期間だとも言われています。
代謝が一度低下して、体が新しいエネルギーの使い方に慣れる時間。
たとえるなら、
「次のステージに行く前のウォーミングアップ」
この認識を持つと、気持ちが少し楽になりませんか。
「停滞してる=もう少しで変わる」
この合図だと捉えてみてください。
GLP-1を使っていても停滞期は必ず訪れる
「GLP-1で食欲が減ってるのに体重が動かない…」
「やっぱり私に合ってないのかな…」
こう思う方も少なくありません。
でもGLP-1は食欲をコントロールする助けであって、代謝を永久に上げ続ける魔法ではありません。
体が新しい食事量に慣れると消費カロリーも調整されます。
これは薬の効果が切れたわけではなく、正常な調整反応。
「この時期を越えたらまた落ちる」
そう信じて続けるだけでOKです。
「やってることを変えるべき?」迷ったら見直すポイント
「このままでいいのかな?」
「何かを変えないといけないの?」
停滞期が長く続くと不安になりますよね。
でも、焦ってあれこれ手を出すと逆にリズムが乱れやすいです。
まず確認するのはこの3つ。
・食事量が少し増えていないか(無意識におやつが増えてないか)
・睡眠時間が短くなっていないか
・運動や活動量が減っていないか
この3つが問題なければ「変えずに続ける」ことが一番の対策です。
「でも、何も変わらないのに減るの?」
と思うかもしれませんが、代謝が戻るとまた数字は動き始めます。
数字よりも「感覚」を信じる
「体重が減ってないから全部ダメ」
そう思うのはすごく自然です。
でも、実は数字に出るより先に変わるものがあります。
・ウエストのゆとり
・むくみの減少
・肌や睡眠の調子
こういう感覚が先に変化することも多いんです。
数字は一つの目安。
「体感の変化こそ一番リアルな進歩」
この視点を持つと、焦らずに続けやすくなります。
「停滞期は成長のサイン」この言葉を思い出して
「もうダメかも…」
「何も変わらない…」
そう思ったら、もう一度思い出してほしいんです。
停滞期は「頑張ってきた証拠」であり「次の成長の予兆」です。
体は今までとは別のステージに入っています。
「このまま続けるだけでいい」
そう信じる力が一番大事です。
必ず、また数字も体も動き出します。
焦らず、淡々と、一歩ずつ。