電力自由化、仕組みが分からなくて…
2016年に電力自由化が始まって以来、「電気代が安くなる!お得な新電力!」といった様な言葉を目にする・耳にする機会が増えましたよね。
興味を持つ方も年々増えてきてはいるのですが
・電力自由化って、なんで安くなるの?仕組みが分からないから、なんだか信用できない…
・何かトラブルがあった時、大丈夫なの?
といった様な疑問をお持ちの方が多いことが分かりました。
そこで今回は
・分かりやすい例えを交えて、電力自由化の仕組みを解説!
といったテーマで書いていってみたいと思います。
電力自由化の仕組みを「電車」で例えて解説
電力自由化の仕組みを分かりやすくお伝えするために「電車」を用いてみます。
私たちが普段利用する電車は
・電車の車両本体を作っている会社
・線路を持っている会社
・料金を徴収している会社
といった様な3つに分けることが出来るんですね。
これを新電力に当てはめてみますと、
・電車の車両本体を作っている会社=電気を作っている会社
・線路を持っている会社=送電網を持っている会社
・料金を徴収している会社=電気を売っている会社
といった感じで当てはめることが出来ます。
電力自由化で、自由になったのは2つ
上記までで電気事業は3つに分けることが出来るとお伝えしましたが、電力自由化で参入が自由になったのは2つなんですね。
その2つというのが
・電車の車両本体を作っている会社=電気を作っている会社(発電)
・料金を徴収している会社=電気を売っている会社(小売)
なんですね。
よく目にする・耳にする「新電力で電気が安い!」といったようなものは
・電気を売っている会社が言っていること
だったりします。
電力自由化というと
・電気を作って送電して売る会社が、たくさん出来る
みたいなイメージがあるかもしれませんが、実際はそうではなかったんですね。
電力自由化の仕組み・全体像を把握すると新電力を使うことに疑問も少なくなってくると思いますので、ぜひ参考にして頂けましたらと思います。
電車以外の例を出してみますと…
少し余談になりますが、電車以外の例を出してみますと格安スマホが近かったりします。
格安スマホは
・3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の回線を間借りして販売している
といった感じで一から電波を作っている訳ではないので、電力自由化もそういった感じ捉えると全体像が理解しやすいかもしれませんね。
新電力、何かトラブルがあった時はきちんと対応してくれる?
上記まででは、電力自由化の仕組みについて分かりやすい例えを交えて解説させていただきました。
ここまで解説すると次に思うこととして
・停電とか、何かトラブルがあった時の対応って…大丈夫なの?
という事を思われる方も多かったりするんですね。
この事については「電力自由化のメリット・デメリット」の記事の中でもご紹介させて頂いているのですが、
・線路を持っている会社=送電網を持っている会社(旧電力)
=トラブルが起きた時に責任を持って対応する義務が課せられている
↓
・電気を使う側の私達は、(どこの会社を選んでいても)今まで通りの品質・サービスの電気を使うことができる
といった事がありまして、安心して電気を使うことが出来るようになっています。
電気というのは私たちにとっては大切で重要なライフラインの1つですので、品質に関して法律でしっかり守られていました。
電力自由化の仕組み、次に知りたいことは…
また、次に多い疑問として
・新電力はどうして安くできるの?
といった疑問も多かったりするのですが、それに関しては「新電力会社、どうして安くできるる?」の記事の中でしっかり解説させて頂いていますが、ひらたく言うと
・企業努力!
の一言だったりしますので、決して怪しいものではないという事をここで合わせてお伝えできればと思います。
今回は「電力自由化の仕組みを、例を交えて分かりやすく解説」といったテーマで書かせて頂きました。