【部位別・方法別】脱毛の効果はどのくらい続くの?
脱毛って部位によっても効果の現れ方が違います。
また医療脱毛かエステか、脱毛器か、方法によっても効果が異なります。
そこで部位別・方法別に脱毛の効果についてまとめてみました。
部位別!脱毛の効果は何回目から実感できる?
部位によって毛が太い細い、剛毛か産毛か、など違いがあります。そのため同じ脱毛方法でも効果が実感できるまでの回数が異なります。
また毛の成長サイクルである毛周期(休止期→成長期→退行期を繰り返す)の中で、脱毛の効果があるのは成長期だけです。
これはレーザーが毛の黒い色素(メラニン色素)に反応するからで、成長期の毛は色素が濃いけど、休止期・退行期の毛は色素が薄いため脱毛効果が弱くなります。
成長期の毛は全体の5分の1しかないため、1回あたり脱毛できる毛の割合は2割です。そのため、全部の毛を脱毛するのに最低でも5回は通わないといけません。
では部位別の違いを見ていきます。
1.脇、腕、足
ワキ、腕、足は毛質が太く色素も濃いのでだいたい3回くらいで大きな脱毛効果が得られます。
これは他の部位に比べても比較的早い方です。
2.VIO
毛が太く剛毛なことが多いデリケートゾーン周辺の毛のうち特にVラインとIラインは剛毛なので脱毛したいという方は多くいます。
一方、Vライン、Iラインの毛は毛周期も長く、表面に現れる毛も全体の1割程度なので、他の部位よりも時間がかかります。
ついでに言うとIラインは皮膚のメラニン色素も濃いため脱毛効果がなかなか得にくい部位でもあります。
少し毛量を減らしたい、形を整えたいなら3回から5回で効果があります。全ての部位を脱毛したい場合は最低でも5回以上のレーザー照射が必要です。
3.鼻下や背中などの産毛
鼻下や背中、うなじの産毛は毛も細くメラニン色素が薄いため、他の部位に比べると脱毛効果が出にくいです。
そのためキレイに脱毛するなら5回くらいはレーザー照射が必要でしょう。
4.ヒゲ
ヒゲ脱毛の場合、医療レーザー脱毛と美容電気脱毛では効果の出方が異なります。
医療脱毛の場合、レーザーを照射して毛根を破壊しますが、毛は時間をかけて徐々にポロポロ落ちていきます。
一方、電気脱毛は1本1本処理するからその場で毛がなくなるものの、その時に生えていなかったヒゲは後から生えてきます。
1回の施術でも効果は感じられますが、体感的に目立った効果が感じられるのは3回目からで、5回やるとヒゲ全体の半分はなくなります。
ヒゲが濃い人が自己処理が楽になると感じるのはヒゲの50%がなくなった時なので、5回通えばかなりヒゲの処理が楽になると考えてもよいでしょう。
ただしヒゲの場合、目的によって脱毛する回数も変わってきます。
青ひげを薄くしたいなら3~4回で十分。ヒゲの自己処理を楽にしたいなら5~7回で十分。ツルツルにしたいなら8~12回は必要です。
医療脱毛とエステの美容脱毛の効果の違いって?
脱毛っていろんな場所でやってるから、どこで受ければいいか迷いますよね?
「正直、どこでやっても一緒でしょ?」
そんなふうに思うかもしれませんが、実は全然違います。
大きく分けると、病院・クリニックで受ける医療脱毛と、エステサロンで受ける美容脱毛は方法と効果も全く異なります。
1.方法の違い
クリニックの医療脱毛ではレーザーを照射し、毛根の毛母細胞をしっかり破壊するので永久脱毛の効果があります。
一方、エステサロンではフラッシュ脱毛など光を当ててダメージを与えるだけで毛根には届かないので一時的な抑毛効果はあるものの、永久脱毛の効果は薄いです。
なおレーザーの脱毛器は医療行為なので資格がないと扱うことができません。医師か医師が許可した人以外は施術できません。
2.脱毛回数と期間の違い
医療脱毛では5~6回、期間にして1年くらいが目安です。
一方、エステサロンの場合、15回~20回くらいの施術が必要で、本当に満足いくまでに2年以上かかることもあります。
3.アフターケア
医療脱毛ではレーザー照射後の冷却装置で冷やし、さらに鎮痛剤を塗布します。これにより照射後の赤みや腫れを効果的に抑えることができます。
また肌トラブルが起きても医師がいるのでしっかり診察してもらえるし、薬を処方してもらうことができます。
一方、エステサロンの場合、サロン専売の美容液などを押し売りされることがあります。
万一、肌トラブルが起きても特に対応してもらえません。さらに美容液を押し売りされることも。
4.痛み
医療脱毛の場合、毛の1本1本にレーザーを照射するので時間もかかるし、毛の深い部分まで当てるため美容脱毛よりは痛みがあります。
そのため痛みを感じやすい人のために麻酔クリームやより痛みの少ないマシンを用意しているところもあります。
一方、エステの美容脱毛は広範囲にフラッシュと呼ばれる光を当てるので時間も短くて済むし、痛みも少ない特徴があります。
家庭用脱毛器の効果は?永久脱毛できるの?
自宅で手軽使える家庭用脱毛器が人気ですが、果たしてその効果は医療脱毛とどう違うのか?使うメリットとデメリットは何か解説します。
1.家庭用脱毛器に永久脱毛効果はない!
現在、自宅で手軽に脱毛できるマシンがたくさん販売されていて、中には「プロ仕様!」「医療レーザー脱毛なみ!」などの謳い文句のものもあります。
もし本当に自宅で永久脱毛ができればすごく便利ですよね?しかし残念ながら現在の家庭用脱毛器には「永久脱毛」の効果はありません。
医療レーザー脱毛は毛根という組織を破壊する行為のため、法律上「医療行為」とみなされ、医師の監督下でしか行なえません。
そのため、脱毛器の種類はどれもフラッシュ(光)脱毛です。フラッシュ脱毛は一時的な抑毛効果はあるものの、継続的な脱毛状態は望めません。
家庭用脱毛器の場合、ツルツルにするというよりも毛が細くなったり毛が生えてくるのが遅くなった、などの効果が期待されます。
もちろん、毛根のダメージは数ヶ月か数年すれば元に戻るので、再び毛が生えてくることになります。
2.家庭用脱毛器のデメリットとは?
家庭用脱毛器は手軽さというメリットはあるものの、長い目で見れば時間とお金という両面でコスパが悪い部分があります。
家庭用脱毛器はカートリッジ式になっており、なくなればまた買わないといけません。
10年や20年という期間で考えれば相当なお金がかかることになります。それなら医療脱毛に6回くらい通う料金の方が圧倒的に安いと言えます。
また医療脱毛なら5、6回通えば永久脱毛効果がありますが、家庭用脱毛器はあくまで一時的な抑毛効果です。結局、その後もずっと使い続ける必要があります。
一回使うためにカミソリで剃ってさらに脱毛器でフラッシュを照射していく時間と手間を考えると、果たして割に合うのか疑問です。
自宅でムダ毛処理する手間を減らしたいということであれば、カミソリやシェーバーの補助として家庭用脱毛器を使えばたしかに処理する手間は減るでしょう。
でも長年使うつもりなら、その分のお金と時間で医療脱毛した方がコスパは安いですよ。
ブラジリアンワックス脱毛の効果はどのくらい?
ブラジリアンワックスといえば、はちみつを材料に使ったワックスを塗って、シートで「ベリっ!」と剥がして脱毛するイメージがあると思います。
たしかに毛根から毛を引っこ抜くから一時的にはツルツルになるけど、効果は長く続かないですよね?
でも、それにしてはブラジリアンワックスは人気です。その人気の秘訣は何でしょうか?
1.ブラジリアンワックスの効果はどれくらい続く?
ブラジリアンワックスは毛根を引っこ抜くけど毛母細胞は残ったままなので、しばらくするとまた毛が生えてきます。
ではどのくらいでまた毛が生えてくるのか?効果としてはだいたい2~3週間です。もちろん個人差はありますが。
ただし、ブラジリアンワックスを続けると効果が長持ちするというメリットがあります。毛周期が長くなり、ツルツル・すべすべの状態が長く続くようになります。
また毛質もゴワゴワの剛毛だったのが、ふわふわの細い毛になる傾向もあります。
2.なぜ永久脱毛ではなくブラジリアンワックスなのか?
これにはいくつか理由があります。
1つ目は「また生やせる」から。
たとえばVIOの場合、永久脱毛で一生ツルツルにするのはちょっとためらいますよね?
でも夏場とか海やプールに行くなら処理はしておきたいですよね。そのため、また生えてくるという特性を利用して、夏場だけツルツルにすることもできます。
2つ目はIラインをきれいに処理できるから。
Iラインはメラニン色素が濃いため、レーザー脱毛ではなかなか効果が得られにくいです。
そのため、Iラインをツルツルにしたい人、あるいはレーザーだと痛みが強く出る人はブラジリアンワックスを選ぶようです。
3つ目は形が自由にデザインできるから。
ブラジリアンワックスの場合、テンプレートをあててアンダーヘアの形をハート型とか逆三角形など自由にデザインできます。
IラインはツルツルでいいけどVラインは残したいなどの場合はブラジリアンワックスの方が便利です
4つ目はブラジリアンワックスで脱毛するときのベリッと剥がす瞬間と、脱毛後のツルツルの肌触りが気持ちいいから。
まとめ
いかがでしたでしょうか?脱毛の効果について、部位別、方法別、また医療脱毛とエステ脱毛の違いや、ブラジリアンワックス脱毛の効果について紹介してきました。
それぞれにメリット・デメリットがあり、お金や時間などの都合によって自由に選べば大丈夫だと思います。
永久脱毛効果は薄いものの、エステの美容脱毛は手軽な料金で痛みも少なく短時間で終わるメリットがありますので。