ストレスが原因の口臭

自分の口の臭いは、なかなか自分ではわかりにくいものです。もしかして臭っているのではないかと気にする人も多いことでしょう。万が一歯磨きで口の中をきれいにしたとしても、においが解決しないのであれば、そのほかのことが原因になっている可能性があります。

 

口臭の原因には様々なことが考えられていますが、その一つにストレスが挙げられます。口の臭いにどのように関係するのかわからないという人も多いかもしれませんが、実際にストレスが強くなることで、口のにおいも強くなる傾向があります。

 

イライラや不眠などが重なるとにおいが強くなる傾向にあり、においのほかには舌に口内炎ができやすかったり、口が渇いてたくさんの水分を摂取している、悩み事が多くてなかなか眠ることができない、いらいらしやすいなどのことが挙げられます。このようなタイプの人が舌を確認してみると、舌の縁や舌の先に赤みが強い傾向があります。

 

ストレスを強く感じたり不眠が続く、情緒不安定になることによって口臭が強くなったり、そのほかの症状も強くなるでしょう。このような場合の対策としては、まず何にストレスを強く感じているのか、なぜ眠れないのかなどを振り返って、その原因を考えることが大切です。

 

ストレスに対する感受性というものは人それぞれであり、たとえ同じ出来事を経験したとしても、全く気にしない人もいれば、深く悩んでしまう人も見られます。大人になり思考回路を変えるということはなかなか難しいことであり、そう簡単に変えられるわけではありません。

 

心と体がつながっているという考え方もありますが、心を元気にしたいと思った場合には、まずは体を元気にする必要があります。悩みが多くつきまとうと、体が重く感じたり、何をするにしても億劫になるという場合には、内蔵の機能が低下したり、体のめぐりが悪くなっている可能性が考えられます。ストレッチや体操、ヨガなどのように、競いあうものではなく呼吸をととのえてリラックスすることができる運動を取り入れてみるのもよいでしょう。

 

日ごろから運動の習慣を取り入れて、巡りの良い体を目指すことが大切です。いらいらした気分を解消させるためにも、柑橘系の果物やミントなどのように、香りのよい食材をメニューに取り入れるのもお薦めの方法です。いらいらしたり不安を感じた場合には深呼吸をしてみましょう。普段から感情的にならないように呼吸をととのえて落ち着いて行動することが大切です。