一般的に寝起きの口臭は臭いが強く、周りの方に不快感を与えてしまうこともあります。
モーニングブレスとも呼ばれていますが、対策をするためにはなぜ臭いがきつくなってしまうかをしっかりと理解したほうが良いでしょう。

 

臭いが強くなる原因は口の中の細菌が増殖してしまい、この最近が口臭の原因となる物質を作り出してしまうためです。
睡眠中には唾液の分泌量が少なくなり、口の中の乾燥を招いてしまいます。口を開けて寝ている方ですと、さらに口の中が乾燥してしまいます。

唾液にはある程度の殺菌作用があり、細菌を洗い流す役目も果たしています。乾燥によって口の中の唾液が少なくなることでより最近が繁殖しやすくなってしまうのです。
乾燥の他にも睡眠中には舌の動きも少なくなるので、そちらも細菌が繁殖しやすくなってしまう原因となります。

 

このように睡眠中には細菌が非常に繁殖しやすい状態となってしまうため、寝起きに口の中の臭いを緩和したいと考えている方は寝る前と起きた後に対策をしなければなりません。

 

まずは寝る前にはしっかりと歯磨きをする習慣を付けることです。歯磨きをしなければ口の中に残っている食べかすや歯垢が餌となってしまい、細菌が増殖しやすくなってしまう環境を作ることになります。

歯だけを磨いて舌を清掃しないという方もいますが、舌にも最近は数多く生息しているため、舌を清掃することも重要となります。
ただ、舌は傷付きやすいため磨きすぎてしまうと逆効果となるためそちらは注意が必要です。

 

寝ている時に口を開けてしまうという方は、意識的に鼻で呼吸をして眠りに入るようにしましょう。
睡眠中にどうしても口が開いてしまう場合にはマスクをしたり、睡眠中に口を強制的に閉じることができる専用のテープなども販売されているため、そちらを購入することもおすすめとなります。

 

朝に起きた後には歯磨きをすることも大事ですが、朝食を食べることでも効果があります。朝食を食べることによって唾液の分泌が多くなり、細菌を洗浄させることができます。