ドライマウスとは?

ドライマウスとは文字通り口の中が乾燥する状態の事を指します。原因は様々ですが、特に年配の方々がドライマウスに悩まされます。加齢によって唾液の分泌量が低下するためです。更に年配の方々は健康の関係で、色々なお薬を常用しています。

 

医薬品の副作用によって口の中が乾燥しやすい症状が出るためです。さらに食べ物を噛む回数が減ると、唾液の分泌量が低下しドライマウスの体質になりやすいです。年齢を重ねた方は食事の回数や量が自然と低下します。

 

安全の事を考えて、いわゆる柔らかい食事を食べる頻度も増えるでしょう。食べやすいお豆腐やプリンなどは喉を詰める危険性がありませんが、一方で噛む必要がないため、唾液の分泌量が低下しやすいのです。

 

ただしドライマウスは高齢の男女だけが悩む問題ではなく、ストレスによって唾液の分泌量が低下することでも生じますので、働き盛りの男女もまた、それに悩まされています。特に中間管理職となる30代から40代頃の男女が口の中が乾燥しやすく、オフィス特有の乾燥している室内環境もあり、知らず知らずのうちにドライマウスの体質になりやすいのです。

 

最近の労働環境は過酷であり、多忙を極めるオフィスに勤めている方々はなかなか満足にお昼ご飯を食べる余裕がありません。空き時間に大慌てで、おにぎりやファストフード店のハンバーガーなどを口に放り込むと、噛む回数がやはり増えづらく、唾液の分泌量も増えません。

 

ストレスによる悪影響は想像以上に大きく、年齢や職業や暮らし方に関わらず、精神的に厳しい環境で過ごしていれば老若男女問わず、口の中が乾燥しやすくなります。

 

エアコンは室内の環境を快適に整えてくれる家電製品ですが、使い過ぎには禁物です。特に雨季から真夏にかけて、毎日のようにエアコンを使う事がありますが、室内の湿度が極端に下がるため、乾燥対策をしなければ家族の口の中が乾燥しやすくなります。

 

ドライマウスの体質になると、唾液の量が常日頃から減りやすくなり、会話がし難くなったり、乾燥した食べ物を正しく咀嚼し難くなったり、いわゆるお口関連の健康問題のリスクに繋がります。

 

具体的には歯周病や味覚障害、そして口内炎などのリスクが上がります。単純に口の中が乾くだけ、と症状を軽視するは少し危険です。人によっては糖尿病のリスクを増加させる危険性もあります。既に大勢の方々がドライマウスの体質で悩んでおり、今後もその数が増加すると指摘されています。