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化粧のし過ぎは赤ら顔をヒドくするだけ?

赤ら顔は体質もあり、室内と室外の温度差が大きい時期などに、顔が火照ってしまいしばらくそのままになってしまうという人もいます。

 

化粧下地とコントロールカラーを工夫吸うことでメイクによって赤ら顔をカバーすることも可能です。

 

しかし、化粧をしすぎてしまうと、カバーしようと思ったけれども赤みがひどくなってしまったということも有り得るのです。

 

というのは、化粧のし過ぎによって、肌に逆に負担がかかってしまうということがあるからです。

 

例えば、ファンデーションを厚塗りしてしまったことで肌にダメージが増えてしまい、バリア機能が低下してしまうということもあります。

 

肌の一番外側にある表皮の細胞は肌バリア機能においてとても重要な役割を果たしています。

 

角層細胞の間には細胞間資質が存在しており、角層の表面から水分が出ていきにくい構造になっています。

 

このような肌のバリア機能にファンデーションの厚塗りをしてしまうことで、細胞がスムーズに呼吸しにくくなってしまって肌ダメージに繋がってしまいます。

 

肌のバリア機能は肌を乾燥や紫外線、ホコリなど、外界からの刺激から守っています。

 

しかし、メイクをしすぎてしまって肌バリア機能が低下してしまうと、肌はだんだんと刺激に対して敏感になってしまいます。

 

そのことで炎症も起こりやすくなり、肌の赤みも目立ちやすくなってしまいます。

 

化粧が刺激となってしまったことで、隠そうと思ったのにより目立ちやすくなってしまうのです。

 

肌が炎症を起こすとヒリヒリ、ピリピリとした痛みが生じたり、もっと乾燥しやすくなってしまい、更に肌バリア機能が悪化してしまうということにもつながってしまいます。

 

さらに、メイクをした後はファンデーションをオフすることになりますが、厚塗りをしてしまうとなかなかきれいになったような気がせずに肌をゴシゴシ擦ってしまったり、肌をもっと傷めてしまうようなケアをしてしまうこともあります。

 

このような摩擦は、肌バリア機能を維持している角層にダメージを与えてしまいますし、肌がそのようなダメージをカバーしようとしてターンオーバーサイクルを変化させてしまうことにもなってしまいます。

 

そうした結果、さらに肌のコンディションが悪化し易くなるということになるといえます。

 

そのため、化粧をすることは気になる悩みを目立たなくするという点で有効な方法ですが、化粧しすぎてしまうと肌ダメージにつながりやすくなってしまうため、赤ら顔をひどくするだけということもあり得ます。