むくみ対策で塩分控えるのは有効?

むくみに悩んでいる人がとる対策の一つに「塩分を控える」というのがある。

 

では、本当に塩分を控えることはむくみ対策に有効なのでしょうか?

 

そもそも、むくみの原因は体内における塩分と水分のバランスが崩れることによって生じます。

 

体内の塩分濃度は常に0.9%に保たれており、高すぎても低すぎても細胞が生きられなくなります。

 

では塩分を摂りすぎるとどうなってしまうのか?

 

塩分をたくさん摂ると、体は塩分濃度を薄めようとして、水分の排出を控えて水分を溜め込むようになります。

 

過剰に溜め込まれた水分は行き場を失い、血液やリンパ液の循環の邪魔をして滞らせるようになります。

 

すると血管やリンパ管から水分が漏れ出し、皮膚と皮下脂肪に溜まっていきます。

 

これがむくみの正体です。

 

では塩分によるむくみを防ぐには塩分を控えるのが重要ですが、日々の食生活の中で減塩を実行するのは大変ですよね?

 

そこで注目のミネラルがカリウムです。カリウムは人体に欠かせない重要なミネラルで体内のナトリウムの量を調整する役割をします。

 

カリウムはナトリウムのバランスを保ちながら、心臓や血管、血圧の調整の役目も担っています。

 

体内の余分なナトリウムを水分とともに尿や汗として排出するのでむくみの解消にはとても役立ちます。