EPA は何に効くの？

EPA（エイコサペンタエン酸）は、主に血液の健康をサポートする効果があります。具体的には、血液をサラサラにし、血栓の形成を防ぐことで心筋梗塞や脳梗塞のリスクを低減します。また、中性脂肪を減少させ、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。これにより、動脈硬化の予防や高血圧の改善にも寄与します。

 

EPAが多く含まれる食品は？

EPAは主に青魚に多く含まれています。例えば、サバ、イワシ、サンマ、マグロのトロ、ブリなどが代表的です。これらの魚は、刺身や焼き魚、缶詰などで摂取することができます。特に、サバの開き干しやシロサケのすじこには高濃度のEPAが含まれています。

 

EPAが不足するとどうなる？

EPAが不足すると、血液がドロドロになりやすくなり、血栓ができやすくなります。これにより、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。また、中性脂肪や悪玉コレステロールが増加し、動脈硬化や高血圧のリスクも増加します。さらに、精神的な健康にも影響を及ぼし、うつ症状や認知機能の低下が見られることがあります。

 

EPAは一日にどのくらい必要ですか？

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準（2020年版）」によると、EPAとDHAを合わせて一日に約1,000mg以上摂取することが推奨されています。具体的には、サンマの焼き魚で約1尾、小型のイワシの焼き魚なら約2尾、マグロの刺身で4～5切れ、ブリの刺身で6～7切れが目安となります。

 

EPAは自律神経にどのような効果がある？

EPAは自律神経のバランスを整える効果があります。具体的には、脳内で神経伝達物質の一種であるセロトニンの量を増やし、副交感神経を刺激して交感神経を抑制します。これにより、ストレスや不安感の軽減、睡眠の質の向上などが期待できます。

 

EPAは痩せる効果があるのですか？

EPAは脂肪燃焼を促進する効果があります。具体的には、脂肪燃焼細胞である褐色脂肪細胞の増加を促し、体脂肪の減少や体温上昇をもたらします。これにより、体脂肪の減少やメタボリックシンドロームの改善が期待されます。

 

EPAはどうやって摂るんですか？

EPAは主に青魚を食べることで摂取できます。特に、刺身や缶詰などの生の状態で摂取するのが効果的です。また、エゴマ油やアマニ油などの植物油にもEPAが含まれており、これらを料理に取り入れることも有効です。さらに、EPAのサプリメントも利用できます。

 

EPAはコレステロールに良い？

EPAは悪玉コレステロール（LDL）を減少させ、善玉コレステロール（HDL）を増加させる効果があります。これにより、動脈硬化の予防や心血管疾患のリスク低減に寄与します。また、中性脂肪の減少にも効果があり、血液をサラサラに保つ働きがあります。

 

EPAは血圧にどのような効果がある？

EPAは血圧を下げる効果があります。具体的には、赤血球の膜の流動性を高めて血液粘度を下げることで、血液がスムーズに流れるようにします。これにより、血圧が低下し、高血圧の予防や改善に役立ちます。