緑色なのに「青」汁って…なんで?

緑色なのに「青」汁って…なんで?

青汁は、大麦若葉やケールや明日葉や桑の葉などの原材料を用いた栄養価の高い健康食品として多くの人に親しまれています。

 

緑の植物が原材料の緑色の飲み物なのに、青という色が使われていることに違和感を抱いている方もいるのではないでしょうか。

 

なぜ緑汁と呼ばずに青汁と呼ぶかというと、日本語の古語が大きく関係しています。

 

昔は、色をあらわす日本語が4つしかありませんでした。

 

白と黒と赤と青がそれにあたります。

 

これらの4色に全ての色を当てはめるとなると、自ずと緑色は青に分類されます。

 

ピンクやオレンジは赤に分類され、茶色やグレーは黒に分類されるという具合です。

 

緑色をしているのに青と分類されるものは他にもたくさんあります。

 

代表的なものと言えば、信号です。

 

青信号は厳密には青ではなく緑です。

 

しかし、緑信号とは呼ばず青信号と呼んでいます。

 

日本語の古語に基づく用法の名残が、緑汁ではなく青汁と呼ばれる理由であることが理解出来たのではないでしょうか。

 

このような違和感がありながらも、健康食品として今や欠かせない存在になりつつあります。

 

商品化されるようになったのは1980年代で、あっという間に普及が進みました。

 

普及が進んだ背景には、健康志向や美意識の高まりなどがあります。

 

健やかで美しい体を維持したいという願望は、誰しもが抱くものです。

 

その願望をサポートしてくれるのが、青汁です。

 

飲むことで得られるメリットとしては、栄養満点な飲み物なので食事における野菜不足を手軽に補うことが出来る、食物繊維が豊富に含まれているので腸内環境を整えたり糖質や脂質の吸収を抑えて食事におけるカロリーカットを実現させたりすることが可能、食生活を変えずに効率的に栄養を摂取することが出来るなどがあります。

 

野菜は1日に350g食べることが推奨されていますが、350g分の野菜をコンスタントに毎日食べ続けるとなると物理的にも経済的にも難しさが生じます。

 

青汁ならその目標数値を手軽にクリアすることが可能です。

 

粉末タイプのものは水に溶かして飲むのが主流ですが、ヨーグルトに混ぜて食べたり豆乳や牛乳で割って飲んだりなどのアレンジも楽しめます。

 

ヨーグルトと組み合わせれば腸内環境のサポート力がアップしますし、牛乳と組み合わせればカルシウムも同時に摂取することが出来ます。

 

大豆にはイソフラボンが豊富に含まれているので、豆乳との組み合わせは女性のホルモンバランスの改善に最適です。

 

毎日の食生活に積極的に取り入れて健康や美容に役立てましょう。